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(2015年にさかのぼって書いています)

娘が生まれてすぐ、
色素性母斑と診断され、そしてその母斑の治療方針を決めるために
生後1か月もたたない娘を連れてあちこちの病院を回り、、
とバタバタでしたが、

実は時を同じくして、
私は仕事に復帰していました。

フリーランスという職業がら、
産休もなければ育休もない。

私が休めばそのまま収入減となり、
最悪、今ある仕事を失うという…。

なので、出産予定日2週間前まで働き、
結果的には計画分娩にしたので、
仕事収め(?)の翌週には出産。

そしてそれから病院巡りしつつ、
産後一か月で仕事復帰、という…。

そして娘の治療方針が決まり、手術の予定も決まったら、
今度は保活、です。

まずは市役所に行き、提出書類一式と書き方の説明の紙をゲット。

次は保育園見学。

車を使わずに行ける保育園はすべて見学し、
実際に通えるかどうか、環境はどうか、などを確認。
通いたい保育園の候補を絞る。

今度は提出書類作成。

私の住んでいる市では自営業が多いはずなのに、
会社員と自営業では点数が1点違うから、
会社員共働き夫婦よりすでに1点低い。
1点がすべてを左右する、と言われている保活なのに…。
すでにスタートラインで我が家はかなり不利。

また私の両親は高齢とはいえ二世帯住宅で一緒に住んでいて(生計は別)、
夫の両親は共働きだけど、うちから10分もかからないところで住んでいるので、
これまた、かなり不利。

そして私がすでに働き始めていたのも保活を難しくするかも、と
ある保育園の見学の時に園長先生に言われました。
すでに働けている、ということは「何とかなるんでしょ?」ということになるらしい。。

―ところで、フリーランスの皆さん、
ちゃんと開業届、出していますか?

私は恥ずかしながら、
出産前に受けた起業家セミナーの講習を受けるまで
開業届はお店を構える人だけが必要な書類だと勘違いしていました。。
毎年確定申告は出していたのに、
「自称フリーランス」ってヤツになっていたのです。。

で、その時の講座で開業届の出し方を学び、
遅ればせながらその時に提出。

そして、そのことが保活に生きました。

「フリーランスの人は開業届があればそのコピーも一緒に提出してください」
『自称』じゃないこと、証明できて良かったーーー。

それからいろいろ書くところはありますが、
一番大変だったのは箇所は
・「なぜその保育園を希望するのか」と書かれたA5の白紙部分
・「何かあればご自由にお書きください」とだけ書かれたA4の白紙部分。

そう、ここがきっと勝負どころのページ。

もう調整点で何とかしてもらう以外に娘が保育園に入れる希望はなさそうだったので、
この部分は何日も徹夜して作りました。

ネットでいろんな人の意見を参考にしながら、
なるべく心情的に訴えるものではなく、
冷静に、どうしてその園を希望するのか、
またどうして娘が「保育」が必要な状態にあるのかを書きました。

夫が日中働かなければ、経済的になりゆかなくなること、
私が日中働かなければ、経済的になりゆかなくなること、
私の両親が高齢で、体力的に娘の面倒を長時間見るのは難しいこと、
夫の両親が日中仕事を休んで娘の面倒を見るのは難しいこと、
希望した園以外は、通うことが難しいこと、
住宅ローンの返済を始めたばかりということ、
そしてそして、娘の治療にお金がかかること。

そういうことを書きました。

A4ページに8割程度で収まるよう、
書き過ぎず、書かな過ぎず。
誰が読んでもわかりやすいように。

そうして書き上げた書類を持って市役所に提出。

提出したのが12月。
結果が出るのが2月。

そして2月になり、
母斑の手術を終えて娘が退院した5日後、、

保育園入所の決定通知が届きました。
これで治療も仕事も専念出来る!!

また一つ、道が開けたような気がしました。